「啓示空間」読了

やっとのことで「啓示空間」を読了。
読み始めたのは7月初旬。いや〜、長かった。。。


とはいっても、実は最初の150ページくらいが全く読み進まなかっただけ。
なんというか自分がSFに期待する面白さが希薄で、いまひとつ話に入っていけなかった。
話の基になる展開がなんとなく見えてきてはいたがそれだけだと単なる「F」フィクションなわけで、SFの「S」に魅力が感じられず、読み進める原動力になる「その先を知りたい」という感覚がなかなか得られなかった。


そこを我慢しつつ200ページくらいまで進んだところで状況が一変。求めていた「S」の要素が出てくる出てくる。
全編にわたる大ネタも、ところどころを彩る小ネタも魅力十分。
そうなると一気に読んでしまう。
全体の1/5に3ヶ月以上かかったのに、残りの部分は2週間もかからずに読んでしまった。
巻末解説によると続編の邦訳も近刊予定らしい。これは楽しみだ。


さて、今年も残り少なくなったところで山は一つ越えたわけだが、このあとに控えるモノがデカイ。
イリアム
小説では久々のハードカバー。落着いて読める時間がとれるだろうか。。。