シンデレラ観劇

昨日、シンデレラ The ミュージカル を観劇してきました。


午後の1公演だけ。これが最初で最後の観劇となる予定でした。席はA席33列。


素人ですのでミュージカルとしての出来がどれ程のモノなのかは私にはわかりません。ただモー娘。ファンそして5期推しであることの贔屓目を除いたとしても存分に楽しませていただきました。正直なところ何故か泣けてしまうポイントがいくつかありました。歳をとるとどうも涙腺が弱くなって困ります。


兎にも角にも驚いたのは2週間前に代々木で見た彼女たちの姿とのギャップでした。2週間前までは大空間の中で数千人を激しく魅了して踊り狂わせていたのに、今は細やかな言葉と表情・挙動で観客を物語の世界に引き込む。どちらがどうだと言うわけではなくて、短い期間にこれだけの表現の切り替えができるということが凄い。準備期間を考えたら完全に2つがオーバーラップしてるはずで、これをやりきってしまうことへの驚嘆です。それができるからこそ彼女達がその存在でいられるのだし自分もファンをしているのですが、改めてこれは凄いことだと敬意を感じました。


2年前のリボンの騎士の時は一度も観劇することができませんでしたので、娘。が演じるミュージカルはこれが初観劇でした。自分は5期推しで尚かつ現娘。ではガキさん1推しですので王子の一挙手一投足を見逃すまいという思いで見ていましたが、そういう見方だけでは勿体ないのですね。


まずは宝塚の方々(OBの方々も含んで)の次元の高さを認識。愛ちゃん&宝塚の方々という踊りのシーンがありますが、娘。の中で抜き出ている今の愛ちゃんの動きでもその中では明らかに見劣りしてしまうのだなぁと。そして国王・王妃・継母・妖精の女王、これらの方々の存在感といったら表現する言葉すら見つかりません。


光井さんの伸び伸びとした振る舞いが印象的でした。終始道重さんとのコンビで行動している光井さんですが、なんとなく道重さんよりも光井さんの方がリラックスしているのか伸び伸びと楽しそうに演じているように見えました。妖精や町娘という役どころですのでそういった醸し出す雰囲気というものがポイントであるようにも思えます。


それと久住さんの立ち居振る舞い。伝令官としてのそのキリッとした立ち居振る舞いはとても月島きらりハロモニ@で見せる姿と同一人物とは思えませんでした。最もギャップというか表現の振り幅の広さを感じた一人です。まあアドリブへの対応では普段の姿が見えてしまっていましたけどそれは仕方ないでしょう。同様に伝令官に付き添うページ役のジュンジュン&リンリンの振る舞いも凛々しく見えました。どこにいっても言葉の壁が生じてしまうことには彼女達自身も歯痒さを感じているでしょうが、そこをなんとか乗り切ってほしいと思います。


そして主役級の二人。シンデレラ役の高橋さんと王子役の新垣さん。二人のこのような姿を見られることは5期推し冥利に尽きます。どちらにも改めて惚れ込みますわ。もはやこれしか言えません。


この1公演だけのつもりでしたが、まだまだ見逃しているポイントがありそうです。なんとか都合をつけてもう1回観に行きたいものです。