光り物(その2)


夏に作ったチアライトのチャージポンプ改造品。電池の持ちも良く発光強度も十分で満足しています。ちなみに緑色2本と黄色2本を振り回してます。
http://d.hatena.ne.jp/Line/20070630



さて、あれを作った時は緑色と黄色があればひとまず事足りる状態だったのですが、6月19日に事態が急転しその後の経過からも正月までにピンク色を用意しておきたい。ついでに青色も作って4人分を揃えておいた方が良いような予感がします。そこで2色切替式に改造することにしました。ピンク>緑>黄>青 という優先順位なので、ピンク+黄、緑+青の組み合わせでそれぞれ2本作ります。


ここからはちょっと細かい話。



まずはLEDの選定から。
高輝度のピンクLEDってあまり見かけないのですが、秋月電子でOSPK5111A(\100/個)を発見。青色LEDベースでVf=3.6VなのでLTC3202で駆動するのに都合が良いです。緑と青は選びたい放題なので適当にチョイス。駆動回路を簡単にするためにVf=3.6Vに揃えておきました。黄色は前回使ったレモン色のNSPY-500Sです。


さて肝心の切替回路を考えます。
機械式スイッチなんかが外に出ているのは見た目も良くないし振り回しにくい。回路部品を全てチアライトのケース内に収めても外から動作させられる手段はないだろうか。あれこれ考えた結果、ひらめきました。磁気センサーを中に仕込んでマグネットを検知させれば外部からスイッチ動作ができます。


そんなこんなで出来上がった回路がこれ。使った磁気センサーは松下製DN6852A。千石電商で\100/個。アンプとシュミットトリガ入りでオープンコレクタ出力なので外付部品が最小限にできて使いやすい。これをLTC3202のチャージポンプ出力電圧で動かしてますが、本当はちょっと電圧不足。ま、動けばいいんです。


(拡大できます)


試作品の実装はこうなりました。
前回作ったLTC3202の基板と同等の大きさにするために、ロジック部品2つはワンゲート品のTSSOP。入手にちょっと苦労しました。基板両面に実装すればSSOPでもいけそうな気はしますね。ここまでくると手作業でのパターン削りはちょっと辛いと思い、仲間の工場で基板加工機を借りました。楽ちんです。


試作品の動作チェックも問題なし。思ったより磁気感度が低いけどまあ良しとしましょう。
ただ蛍光発色タイプのピンク色はやっぱり発光が弱い。しかし当初の目的からしてピンクが弱々しいってのは許し難いのでピンクLEDだけは3本搭載することにしました。これで満足。


あとは今週末のライブで耐久性をチェックです。


来年には4色揃って使う機会があるといいなぁ。