光り星改造(その2)

さて、タンバリン改造の続きです。実際にはタンバリン機能が失われていたりしますが、その辺は気にしないで。


結局、元回路を極簡単に書くとこんな感じでした。



3色LEDはアノードコモンで電池電圧(V_BATT)直結。カソードが電流制限抵抗を介して制御ICへ接続。IC出力がV_BATTがならば消灯、0Vならば点灯です。それとIC出力はPWM。出力は常にON−OFFが繰り返されていて、その中でのON時間の長さが変わることでLEDの明るさを調整してます。オーソドックスなLEDの調光方法です。


さて、これを使って高輝度緑LEDを点灯させます。ICが出すV_BATTと0VのPWM信号をそのまま生かすことにします。そうなると回路はこうなります。



V_CPはLTC3202で作る昇圧電圧です。最大でV_BATTの1.5倍を取り出せます。高輝度緑のVfは3.0〜3.6VくらいなのでなんとかOK。まあ自分のチアライトで実績ありますし。39Ωが電流制限抵抗。LED電流は5mA程度で十分な明るさが得られるようなので、LTC3202の方で調整します
トランジスタは単純なスイッチング動作なので、適当に選べば良いでしょう。今回は2SC4116を使います。パッケージサイズで選びました。2mm角くらいなので使いやすいのです。
回路動作は簡単です。IC出力がV_BATTの場合はTR1のベースに電流が流れてコレクタ−エミッタ間が導通。するとTR2のベースには電流が流れなくなるので、こちらのコレクタ−エミッタには電流が流れなくなってLEDは消灯します。逆にIC出力が0Vならば、TR2のコレクタ−エミッタに電流が流れてLEDが点灯する、と。実はもうちょっと頭の良い回路がありそうなんだけど、回路考える前に先走ってトランジスタを調達してしまったのでこうなりました。


回路が決まったので製作作業に入ります。まずは基板です。


つづく。