光りモノ

先日の娘コン@SSAの際に準備した緑と黄のチアライト。前日に試してみたら黄色の発光色が気に入らず、結局ダイソーサイリウムを使いました。
どうせ現場の数もそれほど多くないので、その都度サイリウムを買ってもいいんだけど、講演終了後にゴミ箱に捨てられているその数を見ると、チームマイナス6%参加者としてはどうも納得がいかない。
そんなわけで、チアライトの発色を改善させることにしました。


まずは発色の悪さの原因から。元の発色はこんな感じ。見た目のイメージが近くなるようにRAW現像で色温度調整してます。これは、どっちかっていうと橙色だろう。。。。


分解してみたところ純色発光のLED一つを51Ωの抵抗制限で駆動しているだけでした。ってことは、そもそもこのLEDの発光波長が良くないってことか。
調べてみたら、一般的に「黄色LED」として販売されているのは590nm前後の発光。590nmくらいだとかなり橙色に寄っている。たぶんこのチアライトもこの種のLEDかな。Vf=2.2Vなので乾電池3本の4.5Vで40mA駆動ですか。これだとちょっと過電流な気もするな。電流を大きくして少しでも短波長になるようにしてるのかも。


さて欲しいのはもう少し短波長の黄色です。色レンズタイプならばいくらでもあるんだけど純色発光の高輝度タイプではあまり見かけません。職場でRSコンポのカタログを見てみたけど収穫なし。
ところが今日、秋葉原をぶらついてみたら千石電商であっさりみつけました。
NSPY-500S(日亜化学) \360-/1個
メーカーのデータシートによると575nm前後の発光波長です。If=20mAで指向角15度程度、5000mcdクラス。発光強度は十分でしょう。
試しに光らせてみるとこんな色。

うむ。これで満足。
ところが一つ問題が。このLED、If=20mAでVf=3.6Vです。一般的な白色LEDと同じ程度ですね。単5乾電池3本の駆動が必須になってしまいました。電池の入手性と価格を考えると単4乾電池2本で駆動したいのです。


仕方が無いので昇圧回路でも組もうかなと考えていたら良いもの見つけました。チャージポンプタイプの白色LED駆動IC、LTC3202(リニアテクノロジ)。秋月電子で売ってます。\300-/2個ですか。組立済みのも\500-/1個で売ってますけど、自分で基板作って組み立てたほうが小さく出来る気がする。


次の現場まではかなり時間がありそうなので、のんびりと工作を楽しむとしましょう。